summaryrefslogtreecommitdiff
path: root/README.ja
diff options
context:
space:
mode:
authornobu <nobu@b2dd03c8-39d4-4d8f-98ff-823fe69b080e>2012-05-02 04:06:40 +0000
committernobu <nobu@b2dd03c8-39d4-4d8f-98ff-823fe69b080e>2012-05-02 04:06:40 +0000
commit8de9bb275f575ba1b5a2e6d44372c2f536e6bde1 (patch)
tree87df3f185a38b4ec74089b856687d79b815690fd /README.ja
parent1451c619a776aae8cf75c31ad6f1a3759a9bbb4c (diff)
* README, README.ja: reformatted using rdoc markup. based on the
patches by zzak (Zachary Scott) in [Feature #6388]. * README, README.ja: updated the author's mail address. git-svn-id: svn+ssh://ci.ruby-lang.org/ruby/trunk@35518 b2dd03c8-39d4-4d8f-98ff-823fe69b080e
Diffstat (limited to 'README.ja')
-rw-r--r--README.ja139
1 files changed, 70 insertions, 69 deletions
diff --git a/README.ja b/README.ja
index 2702bf9aef..87f45d7dc9 100644
--- a/README.ja
+++ b/README.ja
@@ -1,4 +1,4 @@
-* Rubyとは
+= Rubyとは
Rubyはシンプルかつ強力なオブジェクト指向スクリプト言語です.
Rubyは最初から純粋なオブジェクト指向言語として設計されていま
@@ -10,29 +10,29 @@ Rubyはテキスト処理関係の能力などに優れ,Perlと同じくらい
によって,より分かりやすいプログラミングが出来ます.
-* Rubyの特長
+== Rubyの特長
- + シンプルな文法
- + 普通のオブジェクト指向機能(クラス,メソッドコールなど)
- + 特殊なオブジェクト指向機能(Mixin, 特異メソッドなど)
- + 演算子オーバーロード
- + 例外処理機能
- + イテレータとクロージャ
- + ガーベージコレクタ
- + ダイナミックローディング (アーキテクチャによる)
- + 移植性が高い.多くのUnix-like/POSIX互換プラットフォーム上で
+* シンプルな文法
+* 普通のオブジェクト指向機能(クラス,メソッドコールなど)
+* 特殊なオブジェクト指向機能(Mixin, 特異メソッドなど)
+* 演算子オーバーロード
+* 例外処理機能
+* イテレータとクロージャ
+* ガーベージコレクタ
+* ダイナミックローディング (アーキテクチャによる)
+* 移植性が高い.多くのUnix-like/POSIX互換プラットフォーム上で
動くだけでなく,Windows, Mac OS X,BeOSなどの上でも動く
cf. http://bugs.ruby-lang.org/projects/ruby-trunk/wiki/SupportedPlatformsJa
-* 入手法
+== 入手法
-** FTPで
+=== FTPで
以下の場所においてあります.
- ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/
+ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/
-** Subversionで
+=== Subversionで
開発先端のソースコードは次のコマンドで取得できます.
@@ -42,27 +42,27 @@ Rubyはテキスト処理関係の能力などに優れ,Perlと同じくらい
$ svn ls http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/
-** Gitで
+=== Gitで
SubversionのミラーをGitHubに公開しています.
以下のコマンドでリポジトリを取得できます.
$ git clone git://github.com/ruby/ruby.git
-* ホームページ
+== ホームページ
RubyのホームページのURLは
- http://www.ruby-lang.org/
+http://www.ruby-lang.org/
です.
-* メーリングリスト
+== メーリングリスト
Rubyのメーリングリストがあります。参加希望の方は
- ruby-list-ctl@ruby-lang.org
+mailto:ruby-list-ctl@ruby-lang.org
まで本文に
@@ -74,7 +74,7 @@ Ruby開発者向けメーリングリストもあります。こちらではruby
グ、将来の仕様拡張など実装上の問題について議論されています。
参加希望の方は
- ruby-dev-ctl@ruby-lang.org
+mailto:ruby-dev-ctl@ruby-lang.org
までruby-listと同様の方法でメールしてください。
@@ -84,91 +84,91 @@ Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリス
はどれも同じです。
-* コンパイル・インストール
+== コンパイル・インストール
以下の手順で行ってください.
- 1. もしconfigureファイルが見つからない、もしくは
- configure.inより古いようなら、autoconfを実行して
- 新しくconfigureを生成する
+1. もし+configure+ファイルが見つからない、もしくは
+ +configure.in+より古いようなら、+autoconf+を実行して
+ 新しく+configure+を生成する
- 2. configureを実行してMakefileなどを生成する
+2. +configure+を実行して+Makefile+などを生成する
環境によってはデフォルトのCコンパイラ用オプションが付き
- ます.configureオプションで optflags=.. warnflags=.. 等
+ ます.+configure+オプションで <tt>optflags=..</tt> <tt>warnflags=..</tt> 等
で上書きできます.
- 3. (必要ならば)defines.hを編集する
+3. (必要ならば)+defines.h+を編集する
多分,必要無いと思います.
- 4. (必要ならば)ext/Setupに静的にリンクする拡張モジュールを
+4. (必要ならば)+ext/Setup+に静的にリンクする拡張モジュールを
指定する
- ext/Setupに記述したモジュールは静的にリンクされます.
+ +ext/Setup+に記述したモジュールは静的にリンクされます.
ダイナミックローディングをサポートしていないアーキテク
- チャではSetupの1行目の「option nodynamic」という行のコ
+ チャでは+Setup+の1行目の「<tt>option nodynamic</tt>」という行のコ
メントを外す必要があります.また,このアーキテクチャで
拡張モジュールを利用するためには,あらかじめ静的にリン
クしておく必要があります.
- 5. makeを実行してコンパイルする
+5. +make+を実行してコンパイルする
- 6. make checkでテストを行う.
+6. <tt>make check</tt>でテストを行う.
- 「check succeeded」と表示されれば成功です.ただしテスト
+ 「<tt>check succeeded</tt>」と表示されれば成功です.ただしテスト
に成功しても完璧だと保証されている訳ではありません.
- 7. make install
+7. <tt>make install</tt>
以下のディレクトリを作って,そこにファイルをインストー
ルします.
- * ${DESTDIR}${prefix}/bin
- * ${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
- * ${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}
- * ${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/gems/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}
- * ${DESTDIR}${prefix}/share/man/man1
- * ${DESTDIR}${prefix}/share/ri/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/system
-
- RubyのAPIバージョンが`x.y.z'であれば,((|${MAJOR}|))は
- `x'で,((|${MINOR}|))は`y',((|${TEENY}|))は`z'です.
-
- 注意: APIバージョンのteenyは,Rubyプログラムのバージョ
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/bin</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/gems/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/share/man/man1</tt>
+ * <tt>${DESTDIR}${prefix}/share/ri/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/system</tt>
+
+ RubyのAPIバージョンが`_x.y.z_'であれば,<tt>${MAJOR}</tt>は
+ `_x_'で,<tt>${MINOR}</tt>は`_y_',<tt>${TEENY}</tt>は`_z_'です.
+
+ <b>注意</b>: APIバージョンの+teeny+は,Rubyプログラムのバージョ
ンとは異なることがあります.
- rootで作業する必要があるかもしれません.
+ +root+で作業する必要があるかもしれません.
もし,コンパイル時にエラーが発生した場合にはエラーのログとマ
シン,OSの種類を含むできるだけ詳しいレポートを作者に送ってく
ださると他の方のためにもなります.
-* 移植
+== 移植
-UNIXであればconfigureがほとんどの差異を吸収してくれるはずで
+UNIXであれば+configure+がほとんどの差異を吸収してくれるはずで
すが,思わぬ見落としがあった場合(あるに違いない),作者にその
ことをレポートすれば,解決できるかも知れません.
アーキテクチャにもっとも依存するのはGC部です.RubyのGCは対象
-のアーキテクチャがsetjmp()またはgetcontext()によって全てのレ
-ジスタをjmp_bufやucontext_tに格納することと,jmp_bufや
-ucontext_tとスタックが32bitアラインメントされていることを仮定
+のアーキテクチャが<tt>setjmp()</tt>または<tt>getcontext()</tt>によって全てのレ
+ジスタを+jmp_buf+や+ucontext_t+に格納することと,+jmp_buf+や
++ucontext_t+とスタックが32bitアラインメントされていることを仮定
しています.特に前者が成立しない場合の対応は非常に困難でしょ
-う.後者の解決は比較的簡単で,gc.cでスタックをマークしている
+う.後者の解決は比較的簡単で,+gc.c+でスタックをマークしている
部分にアラインメントのバイト数だけずらしてマークするコードを
-追加するだけで済みます.「defined(__mc68000__)」で括られてい
+追加するだけで済みます.<tt>defined(\_\_mc68000\_\_)</tt>で括られてい
る部分を参考にしてください.
レジスタウィンドウを持つCPUでは,レジスタウィンドウをスタッ
@@ -176,16 +176,17 @@ ucontext_tとスタックが32bitアラインメントされていることを
れません.
-* 配布条件
+== 配布条件
-COPYING.jaファイルを参照してください。
++COPYING.ja+ファイルを参照してください。
-* 著者
+== 著者
-コメント,バグレポートその他は matz@netlab.jp まで.
+コメント,バグレポートその他は mailto:matz@ruby-lang.jp まで.
-------------------------------------------------------
created at: Thu Aug 3 11:57:36 JST 1995
+--
Local variables:
-mode: indented-text
+mode: rdoc
end: