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@@ -287,7 +287,7 @@ Rubyの変数はスコープ(有効範囲)と寿命(有効期限)によって4種類に分類され, {1=>2, 2=>4, 3=>6} 連想配列とは任意のオブジェクトをキー(添字)として持つ配列である.Ruby -の連想配列はHash(ハッシュ表)クラスのインスタンスである.詳細はクラス +の連想配列はHash(連想配列)クラスのインスタンスである.詳細はクラス Hashの項を参照されたい.連想配列を生成する連想配列式は以下の形式である. `{' 式 `=>' 式.. `}' @@ -865,6 +865,13 @@ Rubyには厳密な意味では関数はないがKernelクラスの関数メソッドは(全ての コマンドラインからの入力がEOFに到達している場合,真を返す. + esub(pattern) + + システム変数`$_'の指す文字列に対して置換を行なうイテレータ.文 + 字列内で patternにマッチする部分文字列を引数にブロックを評価し, + その結果で置き換える.Stringクラスのesubメソッドの解説を参照の + こと.esubメソッドは`$_'の値を更新する. + eval(expr) exprとして与えられた文字列をrubyプログラムとして解釈,実行する. @@ -1255,8 +1262,8 @@ Methods: assoc(key) - 連想リスト(CONSペアを要素とする配列)を検索し,第1要素がkeyと等 - しい("=="で比較する)配列を返す. + 連想リスト(assocペアを要素とする配列)を検索し,第1要素がkeyと + 等しい ("=="で比較する)配列を返す. clear @@ -1376,6 +1383,31 @@ Single Methods: 引数を要素とする配列を生成する. +** Assoc(クラス) + +データの組(ペア)を表現するクラス.通常,生成は`::'演算子を用いて行なわ +れる. + +SuperClass: Object + +Methods: + + car + + CONSペアのデータのCAR部を返す. + + car=(val) + + CONSペアのCAR部のデータを変更する. + + cdr + + CONSペアのデータのCDR部を返す. + + cdr=(val) + + CONSペアのCDR部のデータを変更する. + ** Bignum(クラス) 無限多倍長整数のクラス.演算の結果がこのFixnumの範囲内である場合には自 @@ -1495,63 +1527,6 @@ Methods: selfがminとmaxの範囲内にある時真を返す. -** Cons(クラス) - -データの組(ペア)を表現するクラス.通常,生成は`::'演算子を用いて行なわ -れる.LispのCONSペアと同様にListを構成する形で用いられることもある. -Consクラスのメソッド`[]',`[]=',`each'はCONSペアからなるリストに対して -も動作するように設計されている. - -例: - a=1::2::3 - a[0] # a[0] => 1 - a[2] = 5 # a => 1::5::3 - for i in a - print i - end # prints `153' - -SuperClass: Object - -Included Modules: Enumerable - -Methods: - - self [nth] - - CONSペアからなるリストのnth番目の要素を返す.対応する要素が存 - 在しない場合はnilを返す. - - self [nth]= val - - CONSペアからなるリストのnth番目の要素を変更する.リストの長さ - がnthで指定した長さよりも短くて,対応する要素が存在しない場合 - は例外が発生する.nthがリストの長さと等しい時にはリストの末尾 - に要素を追加する. - - car - - CONSペアのデータのCAR部を返す. - - car=(val) - - CONSペアのCAR部のデータを変更する. - - cdr - - CONSペアのデータのCDR部を返す. - - cdr=(val) - - CONSペアのCDR部のデータを変更する. - - copy - - CONSペアからなるリストの複製を返す(shallow copy). - - each - - CONSペアからなるリストの各要素を与えるイテレータ. - ** Dir(クラス) ディレクトリ内の要素を順に返すディレクトリストリーム操作のためのクラス. @@ -2235,11 +2210,11 @@ Methods: has_key(key) includes(key) - keyが辞書中に存在する時,真を返す + keyが連想配列中に存在する時,真を返す has_value(value) - valueを値とする組が辞書中に存在する時,真を返す + valueを値とする組が連想配列中に存在する時,真を返す indexes(ary) indexes(key-1, ..., key-n) @@ -2250,30 +2225,36 @@ Methods: keys - 辞書中に存在するキー全てを含む配列を返す. + 連想配列中に存在するキー全てを含む配列を返す. length size - 辞書中の要素の数を返す. + 連想配列中の要素の数を返す. + + shift + + 連想配列中の要素を一つ取り出し(削除して),key::valueなるペアを + 返す. to_a - 辞書中のkey-valueペアを要素とする配列を返す. + 連想配列中のkey-valueペアを要素とする配列を返す. values - 辞書中に存在する値全てを含む配列を返す. + 連想配列中に存在する値全てを含む配列を返す. Single Methods: Hash[key, value..] - 奇数番目の引数をkey,偶数番目の引数をvalueとする辞書を生成する. + 奇数番目の引数をkey,偶数番目の引数をvalueとする連想配列を生成 + する. new - 新しい(空の)辞書オブジェクトを返す. + 新しい(空の)連想配列オブジェクトを返す. ** Integer(クラス) @@ -2450,7 +2431,7 @@ Methods: self :: other - selfとotherを要素とするCONSペアを返す.この演算子は右結合であ + selfとotherを要素とするassocペアを返す.この演算子は右結合であ るので,a::b::c は (a::(b::c)) と解釈される. is_nil @@ -2942,6 +2923,12 @@ Methods: 文字列のそれぞれのバイトについて繰り返すイテレータ. + esub(pattern) + + 文字列中でpatternにマッチする部分を置換するイテレータ.マッチ + した部分文字列を引数としてブロックを評価した結果の文字列で置き + 換える.sub/gsubのような`&', `\1..\9'の置換は行なわれない. + gsub(pattern, replace) 文字列中でpatternにマッチする部分を全てreplaceに置き換える. |