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path: root/doc/irb/irb.rd.ja
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Diffstat (limited to 'doc/irb/irb.rd.ja')
-rw-r--r--doc/irb/irb.rd.ja58
1 files changed, 39 insertions, 19 deletions
diff --git a/doc/irb/irb.rd.ja b/doc/irb/irb.rd.ja
index 5068f4536f..7e80c7fc6f 100644
--- a/doc/irb/irb.rd.ja
+++ b/doc/irb/irb.rd.ja
@@ -1,23 +1,19 @@
irb -- interactive ruby
- $Release Version: 0.6 $
+ $Release Version: 0.9 $
$Revision$
$Date$
by Keiju ISHITSUKA(keiju@ishitsuka.com)
=begin
= irbとは?
-irbはinteractive rubyの略です. rubyの式を標準入力から簡単に入力/実行す
-るためのツールです.
+irbはinteractive rubyの略です. rubyの式を標準入力から簡単に入力/実行する
+ためのツールです.
= 起動
- % ruby -r irb -e0
% irb
-のいずれかで行ないます. 前者の場合irbへのオプション指定は, 以下のように
-なります.
-
- % ruby -r irb -e0 -- -v
+で行ないます.
= 使い方
@@ -47,7 +43,12 @@ irbの使い方は, Rubyさえ知っていればいたって簡単です. 基本的には irb と
-f ~/.irbrc を読み込まない.
-m bcモード(分数, 行列の計算ができる)
-d $DEBUG をtrueにする(ruby -d と同じ)
+ -Kc ruby -Kcと同じ
-r load-module ruby -r と同じ.
+ --verbose これから実行する行を表示する(デフォルト)
+ --noverbose これから実行する行を表示しない
+ --echo 実行結果を表示する(デフォルト)
+ --noecho 実行結果を表示しない
--inspect 結果出力にinspectを用いる(bcモード以外はデフォルト).
--noinspect 結果出力にinspectを用いない.
--readline readlineライブラリを利用する.
@@ -168,13 +169,17 @@ irb拡張コマンドは, 簡単な名前と頭に`irb_'をつけた名前と両方定義されて
--- exit, quit, irb_exit
終了する.
サブirbの場合, そのサブirbを終了する.
- cbしている場合, そのバインディングのモードを終了する.
--- conf, irb_context
irbの現在の設定を表示する. 設定の変更は, confにメッセージを送るこ
とによって行なえる.
---- conf.back_trace_limit
+--- conf.eval_history = N
+ 実行結果のヒストリ機能の設定.
+ nnは整数かnilで nn>0 であればその数だけヒストリにためる。nn==0の時は
+ 無制限に記憶する、nilだとヒストリ機能はやめる(デフォルト).
+
+--- Conf.back_trace_limit
バックトレース表示をバックトレースの頭からn, 後ろからnだけ行なう.
デフォルトは16
@@ -201,9 +206,6 @@ irb拡張コマンドは, 簡単な名前と頭に`irb_'をつけた名前と両方定義されて
nil: 通常モードであれば, inspect modeとなり, mathモードの時は, non
inspect modeとなる.
---- conf.irb_level
- 参照のみ. irbが何段cbしているか?
-
--- conf.math_mode
参照のみ. bcモード(分数, 行列の計算ができます)かどうか?
@@ -232,13 +234,19 @@ irb拡張コマンドは, 簡単な名前と頭に`irb_'をつけた名前と両方定義されて
false: readlineを使わない.
nil: (デフォルト)inf-reuby-mode以外でreadlineライブラリを利用しよ
うとする.
+#
+#--- conf.verbose=T/F
+# irbからいろいろなメッセージを出力するか?
---- conf.verbose=T/F
- irbからいろいろなメッセージを出力するか?
+--- cws, chws, irb_cws, irb_chws, irb_change_workspace [obj]
+ objをselfとする. objが省略されたときは, home workspace, すなわち
+ irbを起動したときのmain objectをselfとする.
---- cb, irb_change_binding [obj]
- ローカル変数のスコープが違う新たなbindingに移る. objが指定された
- 時は, そのobjをselfとする.
+--- pushws, irb_pushws, irb_push_workspace [obj]
+ UNIXシェルコマンドのpushdと同様.
+
+--- popws, irb_popws, irb_pop_workspace
+ UNIXシェルコマンドのpopdと同様.
--- irb [obj]
サブirbを立ちあげる. objが指定された時は, そのobjをselfとする.
@@ -257,10 +265,22 @@ irb拡張コマンドは, 簡単な名前と頭に`irb_'をつけた名前と両方定義されて
--- kill n, irb_kill n
サブirbをkillする. nはfgと同じ.
+--- souce, irb_source path
+ UNIXシェルコマンドのsourceと似ている. 現在の環境上でpath内のスクリ
+ プトを評価する.
+
+--- irb_load path, prev
+
+ Rubyのloadのirb版.
= システム変数
- _ 前の計算の実行結果を覚えている(ローカル変数).
+--- _
+ 前の計算の実行結果を覚えている(ローカル変数).
+___ __
+ 実行結果の履歴を覚えている.
+ __[line_no]で、その行で実行した結果を得ることができる. line_noが負の
+ 時には、最新の結果から-line_no前の結果を得ることができる.
= 使用例