.\" dbm.doc - -*- Indented-Text -*- created at: Thu Mar 23 20:28:31 JST 1995 ** DBM(クラス) NDBMファイルをアクセスするクラス.キー,データともに文字列でなければな らないという制限と,データがファイルに保存されるという点を除いては Dictクラスと全く同様に扱うことができる.NDBMを備えていないシステムでは このクラスは定義されない. SuperClass: Object Included Modules: Enumerable Methods: self [key] keyをキーとする値を返す. self [key]= value keyをキーとして,valueを格納する.valueとしてnilを指定すると, keyに対する項目の削除となる. clear DBMファイルの中身を空にする. close DBMファイルをクローズする.以後の操作は例外を発生させる. delete(key) keyをキーとする組を削除する. delete_if 要素を削除するイテレータ.key::valueというペアを与えて,ブロッ クを評価した値が真の時,該当する項目を削除する. each each_pair key::valueなるペアを与えるイテレータ. each_key 全てのkeyに対して繰り返すイテレータ. each_value 全てのvalueに対して繰り返すイテレータ. has_key(key) includes(key) keyがデータベース中に存在する時,真を返す has_value(value) valueを値とする組がデータベース中に存在する時,真を 返す indexes(ary) indexes(key-1, ..., key-n) 1番目の形式では文字列の配列を引数として受けて,その要素をキー とする要素を含む配列を返す.2番目の形式では各引数の値をキーと する要素を含む配列を返す. keys データベース中に存在するキー全てを含む配列を返す. length size データベース中の要素の数を返す.(注意:現在の実現では要素数を数 えるためにデータベースを全部検索するので,結構コストが高い.気 をつけて使うこと.) shift データベース中の要素を一つ取り出し(データベースから削除する), key::valueというペアを返す. to_a データベース中のkey-valueペアを要素とする配列を返す. values データベース中に存在する値全てを含む配列を返す. Single Methods: open(dbname[, mode]) dbnameで指定したデータベースをモードをmodeに設定してオープンす る.modeの省略値は0666である.modeとしてnilを指定するとデータ ベースが既に存在しない時には新たにオープンせず,nilを返す. ------------------------------------------------------- Local variables: fill-column: 70 end: