From 87855a00a856672afef7ab87a47ee10a02e71199 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: zzak Date: Thu, 23 Jan 2014 04:59:24 +0000 Subject: * README -> README.md: [DOC] Format README with Markdown [Bug #9255] * README.ja -> README.ja.md: ditto git-svn-id: svn+ssh://ci.ruby-lang.org/ruby/trunk@44684 b2dd03c8-39d4-4d8f-98ff-823fe69b080e --- README.ja.md | 164 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 1 file changed, 164 insertions(+) create mode 100644 README.ja.md (limited to 'README.ja.md') diff --git a/README.ja.md b/README.ja.md new file mode 100644 index 0000000000..f9f422d95a --- /dev/null +++ b/README.ja.md @@ -0,0 +1,164 @@ +# Rubyとは + +Rubyはシンプルかつ強力なオブジェクト指向スクリプト言語です. Rubyは最初から純粋なオブジェクト指向言語として設計されていま +すから,オブジェクト指向プログラミングを手軽に行う事が出来ま す.もちろん通常の手続き型のプログラミングも可能です. + +Rubyはテキスト処理関係の能力などに優れ,Perlと同じくらい強力 です.さらにシンプルな文法と,例外処理やイテレータなどの機構 +によって,より分かりやすいプログラミングが出来ます. + +## Rubyの特長 + +* シンプルな文法 +* 普通のオブジェクト指向機能(クラス,メソッドコールなど) +* 特殊なオブジェクト指向機能(Mixin, 特異メソッドなど) +* 演算子オーバーロード +* 例外処理機能 +* イテレータとクロージャ +* ガーベージコレクタ +* ダイナミックローディング (アーキテクチャによる) +* 移植性が高い.多くのUnix-like/POSIX互換プラットフォーム上で 動くだけでなく,Windows, Mac OS + X,BeOSなどの上でも動く cf. + http://bugs.ruby-lang.org/projects/ruby-trunk/wiki/SupportedPlatformsJa + + +## 入手法 + +### FTPで + +以下の場所においてあります. + +ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/ + +### Subversionで + +開発先端のソースコードは次のコマンドで取得できます. + + $ svn co http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/trunk/ ruby + +他に開発中のブランチの一覧は次のコマンドで見られます. + + $ svn ls http://svn.ruby-lang.org/repos/ruby/branches/ + +### Gitで + +SubversionのミラーをGitHubに公開しています. 以下のコマンドでリポジトリを取得できます. + + $ git clone git://github.com/ruby/ruby.git + +## ホームページ + +RubyのホームページのURLは + +http://www.ruby-lang.org/ + +です. + +## メーリングリスト + +Rubyのメーリングリストがあります。参加希望の方は + +mailto:ruby-list-ctl@ruby-lang.org + +まで本文に + + subscribe YourFirstName YourFamilyName + +と書いて送って下さい。 + +Ruby開発者向けメーリングリストもあります。こちらではrubyのバ グ、将来の仕様拡張など実装上の問題について議論されています。 参加希望の方は + +mailto:ruby-dev-ctl@ruby-lang.org + +までruby-listと同様の方法でメールしてください。 + +Ruby拡張モジュールについて話し合うruby-extメーリングリストと 数学関係の話題について話し合うruby-mathメーリングリストと +英語で話し合うruby-talkメーリングリストもあります。参加方法 はどれも同じです。 + +## コンパイル・インストール + +以下の手順で行ってください. + +1. もし `configure` ファイルが見つからない、もしくは `configure.in` より古いようなら、 `autoconf` を実行して + 新しく `configure` を生成する + +2. `configure` を実行して `Makefile` などを生成する + + 環境によってはデフォルトのCコンパイラ用オプションが付き ます. `configure` オプションで `optflags=..` + `warnflags=..` 等 で上書きできます. + +3. (必要ならば)`defines.h` を編集する + + 多分,必要無いと思います. + +4. (必要ならば)`ext/Setup` に静的にリンクする拡張モジュールを 指定する + + `ext/Setup` に記述したモジュールは静的にリンクされます. + + ダイナミックローディングをサポートしていないアーキテク チャでは `Setup` の1行目の「`option nodynamic`」という行のコ + メントを外す必要があります.また,このアーキテクチャで 拡張モジュールを利用するためには,あらかじめ静的にリン クしておく必要があります. + +5. `make` を実行してコンパイルする + +6. `make check`でテストを行う. + + 「`check succeeded`」と表示されれば成功です.ただしテスト に成功しても完璧だと保証されている訳ではありません. + +7. `make install` + + 以下のディレクトリを作って,そこにファイルをインストー ルします. + + * `${DESTDIR}${prefix}/bin` + * `${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}` + * `${DESTDIR}${prefix}/include/ruby-${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFOR + M}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${PLATFORM}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/site_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/${P + LATFORM}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/vendor_ruby/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/$ + {PLATFORM}` + * `${DESTDIR}${prefix}/lib/ruby/gems/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}` + * `${DESTDIR}${prefix}/share/man/man1` + * `${DESTDIR}${prefix}/share/ri/${MAJOR}.${MINOR}.${TEENY}/system` + + + RubyのAPIバージョンが'*x.y.z*'であれば,`${MAJOR}`は + '*x*'で,`${MINOR}`は'*y*',`${TEENY}`は'*z*'です. + + **注意**: APIバージョンの `teeny` は,Rubyプログラムのバージョ ンとは異なることがあります. + + `root` で作業する必要があるかもしれません. + + +もし,コンパイル時にエラーが発生した場合にはエラーのログとマ シン,OSの種類を含むできるだけ詳しいレポートを作者に送ってく +ださると他の方のためにもなります. + +## 移植 + +UNIXであれば `configure` がほとんどの差異を吸収してくれるはずで すが,思わぬ見落としがあった場合(あるに違いない),作者にその +ことをレポートすれば,解決できるかも知れません. + +アーキテクチャにもっとも依存するのはGC部です.RubyのGCは対象 +のアーキテクチャが`setjmp()`または`getcontext()`によって全てのレ ジスタを `jmp_buf` や `ucontext_t` +に格納することと, `jmp_buf` や `ucontext_t` とスタックが32bitアラインメントされていることを仮定 +しています.特に前者が成立しない場合の対応は非常に困難でしょう. 後者の解決は比較的簡単で, `gc.c` でスタックをマークしている +部分にアラインメントのバイト数だけずらしてマークするコードを 追加するだけで済みます.`defined(_\*mc68000*\_)`で括られてい +る部分を参考にしてください. + +レジスタウィンドウを持つCPUでは,レジスタウィンドウをスタッ クにフラッシュするアセンブラコードを追加する必要があるかも知 れません. + +## 配布条件 + +`COPYING.ja` ファイルを参照してください。 + +## 著者 + +コメント,バグレポートその他は mailto:matz@ruby-lang.org まで. +--- +created at: Thu Aug 3 11:57:36 JST 1995 -- Local variables: mode: rdoc end: -- cgit v1.2.3