summaryrefslogtreecommitdiff
path: root/spec
diff options
context:
space:
mode:
authorYukihiro Matsumoto <matz@ruby-lang.org>1994-11-01 08:27:44 +0900
committerTakashi Kokubun <takashikkbn@gmail.com>2019-08-17 22:09:30 +0900
commitc31025779da3020b9d1e9ad4c920e76b6b97d5fd (patch)
tree0823b3c8ef654b96e495d87933f356192de7d773 /spec
parent29f237a8b1df650089b54447f070726c75706b6f (diff)
version 0.55v0_55
https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/1.0/ruby-0.55.tar.gz
Diffstat (limited to 'spec')
-rw-r--r--spec73
1 files changed, 40 insertions, 33 deletions
diff --git a/spec b/spec
index 4e8beccac3..ba592a06fe 100644
--- a/spec
+++ b/spec
@@ -915,7 +915,8 @@ Rubyには厳密な意味では関数はないがKernelクラスの関数メソッドは(全ての
システム変数`$_'の指す文字列に対して置換を行なう. 文字列内で
patternにマッチする部分を全てreplaceに置き換える. Stringクラス
- のgsubメソッドの解説を参照のこと.
+ のgsubメソッドの解説を参照のこと. gsubメソッドは`$_'の値を更新
+ する.
iterator_p()
@@ -1035,8 +1036,9 @@ Rubyには厳密な意味では関数はないがKernelクラスの関数メソッドは(全ての
sub(pattern, replace)
システム変数`$_'の指す文字列に対して置換を行なう. 文字列内で最
- 初にpatternにマッチする部分をreplaceに置き換える. Stringクラス
- のsubメソッドの解説を参照のこと.
+ 初にpatternにマッチする部分をreplaceに置き換える. subメソッド
+ は`$_'の値を更新する. その他の詳細に関してはStringクラスのsub
+ メソッドの解説を参照のこと.
syscall(num, arg...)
@@ -1906,13 +1908,14 @@ Single Methods:
chmod(mode, path, file...)
ファイルのパーミッションを変更する(cf chmod(2)). 変更したファ
- イル数を返す.
+ イル数を返す. fileにはワイルドカードも許す.
chown(owner, group, file...)
ファイルの所有者とグループを変更する(cf chown(2)). nilか-1を指
定することによって所有者やグループを現在のまま変えないでおくこ
- とができる. 変更したファイル数を返す.
+ とができる. 変更したファイル数を返す. fileにはワイルドカードも
+ 許す.
link(old, new)
@@ -1952,12 +1955,14 @@ Single Methods:
unlink(file...)
ファイルを削除する. ディレクトリの削除にはDir.rmdirを使うこと.
+ fileにはワイルドカードも許す.
utime(atime, mtime, file...)
ファイルのアクセス時刻をatimeに, 修正時刻をmtimeに設定する.
atime, mtimeは数またはTimeクラスのインスタンスでなければならな
- い.
+ い. fileにはワイルドカードも許す.
+
これ以外にFileTestモジュールのメソッドも特異メソッドとして持つ.
@@ -2926,9 +2931,15 @@ Methods:
イト目からlenバイト分の部分文字列をvalとして与えられた文字列で
置き換える.
+ capitalize
+
+ 文字列中の最初の文字を(それがアルファベットであれば), 大文字に
+ 変換し, 残る文字列中のアルファベットを小文字に置き換える.
+
chop
- 文字列の最後のバイトを切り落とす.
+ 文字列の最後のバイトを切り落とす. 元の文字列を変更することに注
+ 意すること.
crypt(salt)
@@ -2939,7 +2950,12 @@ Methods:
文字列のうち, strに含まれる文字を削除する. 文字列の指定はtrと
同様であり, a-bでaからbまでの範囲を, 先頭の^で文字列の否定(含
- まれてないものを指定)を意味する.
+ まれてないものを指定)を意味する. 元の文字列を変更することに注
+ 意すること.
+
+ downcase
+
+ 文字列中のアルファベットを全て小文字に置き換えた文字列を返す.
each
@@ -2951,9 +2967,9 @@ Methods:
gsub(pattern, replace)
- 文字列中でpatternにマッチする部分を全てreplaceに置き換える. 置
- 換文字列replace中の&と\0はマッチした文字列に, \1..\9はn番目の
- 括弧の内容に置き換えられる.
+ 文字列中でpatternにマッチする部分を全てreplaceに置き換える.
+ 置換文字列replace中の&と\0はマッチした文字列に, \1..\9はn番目
+ の括弧の内容に置き換えられる.
hex
@@ -2969,11 +2985,6 @@ Methods:
文字列に一意に対応する整数を返す. 文字列はナル文字を含んではな
らない.
- lcfirst
-
- 文字列中の最初の文字を(それがアルファベットであれば), 小文字に
- 変換する.
-
length
size
@@ -3037,7 +3048,8 @@ Methods:
文字列のうち, strに含まれる文字が連続していた場合, 一文字に圧
縮する. strが省略された場合, すべての文字を対象とする. 文字列
の指定はtrと同様であり, `a-b'でaからbまでの範囲を, 先頭の`^'で
- 文字列の否定(含まれてないものを指定)を意味する.
+ 文字列の否定(含まれてないものを指定)を意味する. 元の文字列を変
+ 更することに注意すること.
strip
@@ -3046,7 +3058,7 @@ Methods:
sub(pattern, replace)
文字列中でpatternにマッチする部分をreplaceに置き換える. 置換文
- 字列replace中の&と\0はマッチした文字列に, \1..\9はn番目の括弧
+ 字列replace中の&と\0はマッチした文字列に, \1..\9は n番目の括弧
の内容に置き換えられる. sub()はgsub()と異なり, 最初のマッチだ
けを置換する.
@@ -3063,8 +3075,7 @@ Methods:
swapcase
文字列中のアルファベットのうち大文字を小文字に, 小文字を大文字
- にに置き換える. 元の文字列が更新されることに注意. 動作としては
- tr("a-zA-Z", "A-Za-z")より少し速い.
+ に置き換える.
to_f
@@ -3075,18 +3086,14 @@ Methods:
文字列を10進数を表す文字列と解釈して, 整数に変換する.
toupper
- uc
- upcase
- 文字列中のアルファベットを全て大文字に置き換える. 元の文字列が
- 更新されることに注意. tr("a-z", "A-Z")より少し速い.
+ 文字列中のアルファベットを全て大文字に置き換えた文字列を返す.
+ tr("a-z", "A-Z")より少し速い.
tolower
- lc
- downcase
- 文字列中のアルファベットを全て小文字に置き換える. 元の文字列が
- 更新されることに注意. tr("A-Z", "a-z")より少し速い.
+ 文字列中のアルファベットを全て小文字に置き換えた文字列を返す.
+ tr("A-Z", "a-z")より少し速い.
tr(search, replace)
@@ -3109,11 +3116,6 @@ Methods:
簡便のため, str.tr(src,repl).squeeze(repl)に相当するメソッド
tr_s(src,repl) が提供されている.
- ucfirst
-
- 文字列中の最初の文字を(それがアルファベットであれば), 大文字に
- 変換する.
-
unpack(template)
文字列をtemplate文字列にしたがってアンパックし, それらの要素を
@@ -3145,6 +3147,11 @@ Methods:
rubyのunpackはperlと違ってチェックサムの計算機能がないことに注
意すること.
+
+ upcase
+
+ 文字列中のアルファベットを全て大文字に置き換えた文字列を返す.
+
upto(end)
selfから始まって, endまで「次の」文字列を順に与えるイテレータ.